桜 草の 作 り 方

培養土 桜草はなお山草としての特色を持ち、かつ鉢で栽培するので、水はけのよいしかも水持ちのよい土が望まれます。一般的には、庭土をもとにして腐葉土・山砂などを等分配合して用います。市販の用土を使う時には

赤玉土(小粒)・・・・・・・・・・・・5
腐葉土・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 ※広葉樹のものを使ったよい商品を選んでください。
                     バーク堆肥・ピートモスでもよい
砂・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 ※鹿沼土・日向土・パーライトなど
                                                       
の割合で、これに少々の燻炭をいれるのがいいでしょう。水を加えて混ぜ、しっとりさせておきます。これはあくまでも基本ですので、各自の栽培条件にあった培養土を作っていってください。ただ桜草は適応のはばが広いので、植物のよく育つ土ならたいてい大丈夫です。
土には肥料をいれない方が安全です。芽が出てからの追肥で充分です。
 壇飾りをして観賞するためには専用の信楽黒塗鉢や丹波香炉鉢があり、優美な花が一層引き立ちます(入手はやや困難)。培養するだけなら駄温鉢が適当ですし、ビニールポットでもよくできます。5・6号の大きさが標準です。なお、どんなものでも気に入った鉢に好きな品種を植えるのも楽しいものです。
植付準備 植付けに必要な材料は手の空いた時間に揃えておきます。土・腐葉土・肥料・鉢や名札など、一般の草花栽培に準じて用意します。なお培養土の配合も早めにしておくとよいでしょう。
植替 桜草は毎年植替えるのが原則でこれが最も重要な作業です。立春の声を聞いて始めます。11月頃の秋植でもかまいません。まず鉢あけです。順調に育っていると美しい根鉢ができています。それを崩して芽を取りだし、さらに一芽づつに分けて大きさをそろえます。用意した鉢に底穴をふさいでゴロ石を入れ、そして養土を半分ほどいれます。そろった大きい四芽を追い回しに配置し、養土を入れて芽の上1pくらいまでかぶせます。なおあとで増土するため、土から鉢の上まで3pほどあけておきます。中小の芽は増殖用にまとめて植えておきます。

病虫害 ウィルスによる萎縮症状が時にみられます。抜き捨てればいいのですが、完全に隔離処分は難しく、罹病していても正常に咲くこともあり、なだめて付き合うしかないようです。苗が弱ったときに被害が広がるのが根腐れ線虫です。せっかく初夏まで生長した根がボロボロになってしまいます。根コブ線虫のコブは見栄えは悪いのですが、それほど弱ることはありません。こがね虫が鉢に卵を生み、その幼虫が根や茎を食害し、芽が消えてしまうことがあります。